【お知らせ】ヘリウム液化システム更新工事について
掲載日:2018年1月23日
液体He利用者各位
液化システム更新工事期間中のヘリウム容器の取り扱いについて
低温実験部
梅尾和則
平素から低温実験部の活動にご協力いただき有難うございます。
以前よりお知らせしていますように,1月29日からヘリウム液化システム更新のための工事が始まり,
多くの研究グループでは,4月上旬まで液体ヘリウムを使われないと思います。
その際の,容器に対する注意点を下記に纏めましたので,ご協力のほどよろしくお願いいたします。
- 液体ヘリウム容器中の液体ヘリウムがなくなるまでは,回収ラインに繋いだままにしておいてください。
更新工事ですべてのシステムが停止するわけではありません。 今回の更新工事はヘリウム液化系の機器の更新ですので,ヘリウム回収はこれまで通り行います。 - 液体ヘリウム容器中の液体ヘリウムがなくなった後は速やかに回収配管から切り離してください。
容器の底には,固体空気や水分などの不純物が溜まっています。それらを回収配管に流さないため, 液体ヘリウムがなくなったら,速やかに回収配管から切り離してください。 ただし,その場合,容器上部の安全弁に繋がるバルブを開にして,温度上昇によって容器の内圧が上がりすぎないようにしてください。 - 容器内部が室温に戻ったら,容器内部の掃除をしてください。
上記2で述べた,内部の水分や異物(Oリング等)を取り除いてください。 - 3の後,容器に液体窒素を1/3程度入れておくことをお勧めします。
容器は室温に長時間放置しておくと,断熱真空槽の真空度が劣化します。 それを防ぐためには,容器内部を液体窒素温度に保持することが有効です。
以上です。
よろしくお願いいたします。
関連するお知らせ
2017年11月22日掲載:「ヘリウム液化システム更新工事日程と寒剤供給計画について」
この件に関するお問い合わせ
低温実験部:梅尾 和則
E-mail:kumeohiroshima-u.ac.jp
内線:6276